オンラインカジノが出来て20年を迎える。
今では、50を超えるオンラインカジノサイトが存在しており、日本語対応のカジノや違法のカジノなども多数存在する。
日本でもベラジョンカジノを筆頭に様々なカジノサイトが配信されている。そして、オンラインカジノが日本で配信され、様々な問題点が露呈した。
その問題とは、法律問題である。今回は違法カジノと日本でオンラインカジノをプレイする際の法的知識について記載していく。
カジ旅は違法で怪しいギャンブルなのか?
日本で配信されるカジノサイトは年々増える傾向にある。
ベラジョンカジノを筆頭にカジノシークレット、ラッキーニッキー、そしてカジ旅。
どれも日本での人気カジノサイトである。
ここで注意したいのは、違法カジノサイトではないかということである。ここで断言しよう、カジ旅は違法カジノサイトではない。
その根拠は、オンラインカジノがライセンスを取得するには、厳しい条件をクリアする必要があり、このライセンスを取得しているカジノサイトは違法ではない。ベラジョンカジノを始めとするその他のカジノもこのライセンスを取得している。
そして、このライセンスを取得するためには厳しい条件が存在し、対象のカジノサイトを約6ヶ月審査してから初めてライセンスを受ける事ができる。
ライセンスを取得するためには以下の項目を重点的に審査される。
○オンラインカジノ運営にあたって十分な資金があること。
○犯罪組織との関わりがないこと。
○公平なギャンブルを提供できる仕組みを持っていると認められるもの。
この項目以外にも多くの審査項目が存在する。この厳しい審査項目をクリアしてライセンスが発行された後も、定期的に審査を受ける必要があり、イカサマをする事は出来ない。
以上のように、カジ旅は厳しい審査を受けてライセンスを取得しているので、違法な怪しいカジノではない。
カジ旅を規制する法律はそもそも日本にない?
オンラインカジノとインターネットで検索すると、予測検索欄に(オンラインカジノ 違法)との文字を目にした事はないだろうか?
筆者もオンラインカジノの出金の方法を調べた際にその予測検索欄を見て、頭を悩ました経験がある。
楽しくオンラインカジノをプレイしている事で犯罪となってしまうのだろうか。その問題についてインターネット上でも様々な法的な解釈が飛び交っており、どれが正解か分からないのが正直な所だろう。
では、本題に入ろう。
日本でオンラインカジノをプレイすると違法になるのか。答えは、基本的にならない。
その答えが正解である。
ここからは、その根拠について記載していく。
先ず、日本には賭博及び富くじに関する罪という刑法第185条〜187条に記載されている法律がある。
賭博及び富くじに関する罪。これをザックリと説明すると、日本で決められた項目以外で賭け事はしてはならないという事である。
そして、この法律には賭博罪、常習賭博罪、賭博場開張図利罪・博徒結合図利罪、富くじ罪にわけられる。
今回のオンラインカジノについては賭博罪、常習賭博罪、賭博開帳図利罪が主に関係していく。
富くじ罪に関しては、今回はお休みである。
それでは、賭博罪から順に説明していこう。賭博罪とは賭博をした者を罰するという法律である。その賭博行為を常習的に行うと常習賭博罪となり罰則が重くなる。
その他として賭博をする環境を設けたものを罰する法律が賭博開帳図利となる。オンラインカジノのプレイヤーに該当しそうな法律は賭博罪と常習賭博罪である。
ここで一つ考えて欲しい事がある。
それは、画面上ではあるが、自分の意思でベットをして実際に賭け事をしているという事だ。これは賭博では?と考えるのが普通ではないだろうか。
しかし、先程紹介した賭博に関する法律には一つ忘れてはいけないことがある。それは、この賭博に関する法律は基本的に親元を取り締まるための法律なのだ。つまり、賭博をしているプレイヤーを対象とした法律ではないのだ。
その考えを元にすると、オンラインカジノの親元は海外でライセンスを取得した合法のカジノサイトである。
本来は親元を取り締まるための法律なので親元が合法である以上日本の賭博罪では法の抜け穴となっているのだ。法の抜け穴となっていることに対し、罰する事は出来ないことが根拠である。ただし、過去に身柄を拘束された事例もあるので次の見出しで解説しよう。
海外のオンラインカジノは日本からのアクセスは違法?
オンラインカジノサイトを運営する国にはそれぞれその国の法律が存在する。例えば、日本でオンラインカジノサイトを作成し配信すると賭博罪、常習賭博、賭博開帳図利となるので違法である。
その運営する国でカジノを禁止する法律がなければ、日本からアクセスしても違法とはならない。(違法とならない理由については先程の見出しを読んで欲しい)しかし、先程の見出しでも触れたように過去に身柄を拘束される事案が存在する事も忘れてはならない。
ではなぜ、本来は法律で定められていない筈なのに身柄を拘束されたのだろうか?その疑問について解説していく。その事案で注目すべき点は身柄を拘束された人はスマートカジノという名のサイトにおいて日本人がディーラーをするテーブルゲームをした事で身柄を拘束されたという事である。
しかし、その身柄を拘束されたものは、不起訴処分となっている。
この事案から言えることは、日本人がディーラー勤めるカジノを日本にいる日本人がプレイすると賭博罪が拡張解釈される可能性があるという事である。それでは、合法ではないのではないかと疑問視する人もいるだろう。
ここで、大切なことを説明する。それは、日本の裁判までの関係性である。その関係性とは簡単に言うと各組織の役割である。警察の役割は悪いことをした人を捕まえるのが仕事である。
しかし、時には法律の解釈でグレーな事にも身柄を拘束する許可があれば身柄を拘束することができる。
そして、その警察が捕まえた人を裁判をする必要があるのか判断する人が検察官である。この関係性から先程の事案を考えると、警察が身柄を拘束したけども明確な犯罪とは言えず検察官が不起訴(裁判しない事)でその事案は終了したのである。
まとめると、海外で合法のカジノサイトでも場合によっては(日本人がディーラー)の時は身柄を拘束される可能性があると言う事である。
ここで大切な事だが、グレーゾーンでプレイしないために、日本人がディーラーを勤めるようなカジノサイトでプレイしない事をオススメする。
そのことを心がけておけば、違法とはならない。
カジ旅を日本でやって逮捕される可能性は?
最後に、これまでの見出しをまとめるとオンラインカジノを日本人がプレイすると逮捕される可能性は無い。
ただし、グレーゾーンでプレイしていると身柄を拘束される可能性がある。ここで、筆者がグレーゾーンだと考える行為について書いていく。
○日本人がディーラーを勤めるカジノサイトを利用すること
○自身が利用しているカジノサイトにおいて友人等を代理してカジノをプレイすること
○友人等にカジノサイトを勧めプレイさせること
これらの3点は絶対にしないことをオススメする。
逆に言えば、この3点をしなければ違法となる事はないと言う事である。このことを考えてこれからもカジノをプレイして欲しいと筆者は願っている。